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九州ロマンチック街道

kariud.exblog.jp

趣味はドライブと写真撮影。愛車はMINIクーパー。ドライブや旅先で見つけた美しい風景を紹介しています。

外来種

数年前に、「ダーウィンの悪夢」というドキュメンタリー映画を観ました。

これは、アフリカ・ヴィクトリア湖に面するタンザニア共和国のムワンダという町の話です。
60年代に誰かが、ナイルパーチという肉食魚をヴィクトリア湖に放流しました。
これが、またたくまに繁殖しヴィクトリア湖の在来種を食べつくしました。

ヴィクトリア湖は、かっては400種類の個体種が生息し「ダーウィンの箱庭」と言われていましたが、今では200種類にまで減ってしまったそうです。

しかし、このナイルパーチという魚は加工すれば良い食材になるので、ムワンダの町には水産加工工場が立ち並び繁栄しました。
一方では売春とエイズがはびこりました。
そして親を亡くした子供たちがストリートチルドレンとなって街にたむろしています。

この町の空には、加工されたナイルパーチの白身を積んだ飛行機がヨーロッパへ向けて飛んでいきますが、来る時は武器の密輸が行われているという噂がささやかれています。

日本もかなりの量のナイルパーチを輸入していますが、それは味がスズキに似ているからです。
ファミレスや冷凍食品の多くに、このナイルパーチが使われていることは、あまり知られていません。



福岡市の大濠公園の池と舞鶴のお堀には、たくさんの亀が泳いでいます。

以前は、在来種のクサガメが主流でしたが、今はほとんど見かけなくなりました。
それにかわって今は、外来種のミシシッピアカミミガメが幅をきかせています。
それは、誰かがペットとして飼えなくなった亀を池に捨てたからです。

この亀は、縄張り意識が強く攻撃的なので、もしかしたらクサガメは、どこかへ追いやられたのかもしれません。
こういう事例は、全国にあるので事態を重く見た環境省は、ミシシッピアカミミガメの輸入を禁止しました。

しかし・・・・
ナイルパーチにもミシシッピアカミミガメにも罪はないのですよね。
人間の身勝手さが、こういう事態を招いたわけで・・・・・

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もうひとつは、大濠公園で本来なら日本にはいないはずのセアカゴケグモという毒グモが確認されました。
最初に確認されたのは、大阪で1995年のことだそうです。

福岡市のアイランドシティ中央公園では2009年から同年9月末までの4年間に8201匹を駆除したそうですが、「住民の不安をあおる可能性がある」ということから公表していませんでした。
アイランドシティ中央公園といえば、近くにコンテナタウンがあるので、もしかしたら熱帯の地域からから運ばれたコンテナに紛れ込んでいたのかもしれませんね。
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by j-machj | 2014-07-10 00:59 | 動物 | Trackback | Comments(8)
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Commented by bunbun6610 at 2014-07-10 23:26
今晩は。

観光でいいところなのに、このニュースは残念ですね。

メニューを見ても「ナイルパーチ」なんて魚名は、
見たことがないです。
偽装表示は止めても「白身魚」とすれば
問題ないわけですよね。
しかし、スズキに似た味が、淡水魚とはねぇ・・・。
えらいショッキングな話だ。

Commented by tazu at 2014-07-11 07:17 x
おはようございます。
いろんな悲惨な実態が世界中にあるものですね。
平和で暮らしていることを感謝しないといけません。
しかし、この亀、すごい面構えをしていますね。

Commented by J-マッチ at 2014-07-11 08:19 x
bunbun6610 さん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

冷凍食品の「白身の魚のフライ」の裏側を見てみましたが、魚の名前は書いていませんでした。
この映画では、ナイルパーチは地元の人にとっては高価で買えないので、残骸を揚げたものを食べるそうですが、不衛生なので病気になるそうです。
Commented by J-マッチ at 2014-07-11 08:24 x
tazuさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

>平和で暮らしていることを感謝しないといけません。

本当にそう思います。
特に食べ物は粗末にできないですね。
日本人の食べ残しだけでも、世界の飢えた人の1/3の腹を満たせるそうです。

この亀、実はミドリガメなんです。
ペットを飼う時も、最後まできちんと責任を持たなければいけないですね。
Commented by andantesss at 2014-07-12 20:32
こんばんは^^
競合に強い外来種は、どこでも、固有種を駆逐して
しまうようですね。植物界でもセイタカアワダチソウや
ワイルドフラワーなどが幅をきかせ、秋の七草のいくつかは
植物園でしかみられなくなったような気がします。
大濠公園の池と舞鶴のお堀、今度じっくりと見に行って
みようと思いました。
それにしても、亀さんの顔と、泳ぐ姿、愛嬌がありますね^^
Commented by J-マッチ at 2014-07-12 21:51 x
andantesss さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

諫早の干拓地は、一面セイタカアワダチソウで芦やすすきは完全に淘汰されていました。
たんぽぽも、今はほとんどが西洋タンポポなのだそうですね。

舞鶴公園のお堀は、いま蓮を一か所に集めて実験をしています。
最近、蓮が激減しているのはカメの仕業とどうかを調べるためだそうです。

大濠公園は、運がよければコブハクチョウが見られるかもしれません。
Commented by asogasuki at 2014-07-13 21:28
今はどこにでも外来種がはびこっています
世界中がいろんな形で繋がっている以上、避けられない面もあります
特に港湾等では船のバラストの関係もあるようです
しかし無責任なペットの投棄は良くないですね
Commented by J-マッチ at 2014-07-13 21:41 x
asogasuki さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

やはり、船で知らず知らずに運ばれるのでしょうね。
細菌も、そうやってすぐに広がってしまうのでしょうね。
「猿の惑星・新世紀」も、決して笑えないかもしれませんね。