日本セメント香春工場と日田彦山線
この日本セメント香春工場は、福岡県田川市の隣の香春町にあります。
筑豊といえば炭鉱の町ですが、僕が小学校の時には、ほとんどの炭鉱は閉山されていました。
そのため、石炭を積んだ貨物列車は、あまり見かけませんでしたが、それに変わってセメントや石灰岩を運ぶ列車が多く走っていました。
それにちなんで石灰岩は、「白い石炭」と呼ばれていました。
資料によると、「日本セメント香春工場は1935年に浅野セメント香春工場として操業を開始し、1947年に日本セメントと社名変更、1998年に秩父小野田と合併して太平洋セメントとなり、2004年に解散された」となっています。
工場の後ろに見えている平らな山は「香春岳」といって、昔はこぶ状の山だったのですが、セメントの原料となる石灰岩を砕石されて現在の形となったのです。
こちらをクリックすると昔の香春岳の写真が見られます。
この香春岳は、「青春の門」の舞台ともなった山で、筑豊を象徴する山の一つです。
日田英彦山線とのツーショットがかなり好みです!
コメントありがとうございます。
日田英彦山線の列車を撮りたかったので、撮影ポイントを考えていたら、この工場が思いつきました。
一昔前は、日田英彦山線から引き込み線もあったのですが、徐々に撤去されていきました。
ここも、操業していたころは夜は照明がとても綺麗でしたよ。
コメントありがとうございます。
30年前にモノクロームで撮った、炭鉱の写真がマスコミ2社から採用されて、もっと炭鉱の写真を撮っておけばよかったと後悔しています。
廃墟写真が、ブームになるとは全く予想もしていませんでした。
今からでも、遅くはないので昭和の面影を残す風景を撮り続けていきます。
コメントありがとうございます。
この山は、削られて平らになったわけですが、自然のままで、てっぺんが平らな山もあるのですよ。
メーサ型火山といって、大分県には伐株山があります。
ウルトラセブンじゃないけども、神話では神様が天まで伸びる木を、斧で切ったから「伐株山」という名前がついているのだそうです。